SEO対策における独自ドメインの重要性とドメイン名を決める際のポイント
Webサイトを開設する際に、共有ドメインで公開するよりも、独自ドメインを取得する方がSEO対策に強いと言われています。
この記事では、なぜ独自ドメインが有利なのかと、ドメイン名を決める際のポイントを解説します。
独自ドメインとは
Webサイトを公開する際には、必ずドメインを紐づけて公開する必要があります。
ドメインの種類は大きく分けて、「独自ドメイン」と「共有ドメイン」の2つに分かれます。
ここでは、それぞれの特徴を解説いたします。
独自ドメイン
独自ドメインとは、希望する文字列を入れた自社専用のドメインのことです。
同じ文字列のドメインは存在しないため、唯一無二の存在になります。
共有ドメイン
共有ドメインとは、サービス運営会社が提供するドメインを複数ユーザー同士で共有するものです。
代表的なものは「アメブロ」や「はてなブログ」などの無料ブログ制作サービスなどが挙げられます。
共有ドメインの例
xxx.domain.com
domain.com/xxx
xxx部分が、ユーザーが自由に付けられるIDで、domain.com部分がサービス運営会社が提供する共有ドメインになります。
不動産に例えると、賃貸マンションの一部屋を契約するようなイメージです。
部屋番号は割り振られますが、建物の住所は共有となり建物住所だけでは部屋を特定できません。
共有ドメインはドメイン更新料はかかりませんが、他のサービスに乗り換えたらドメインが使えなくなるデメリットがあります。
独自ドメインのメリット
信頼性とブランド力が向上する
独自ドメインは、会社のブランドを表すインターネット上の住所です。
共有ドメインよりも独自性が表現できるため、会社のサイトであることがユーザーに伝わりやすくなります。
複数の会社で共有するドメインでは、お互いの影響を受ける可能性がありますが、独自ドメインであれば他社の影響を受けることがないため、自社のSEO対策がより反映されやすくなります。
SEO対策が強化される
独自ドメインは自社専用のドメイン領域を確保できますので、専門性を発揮しやすくなります。
GoogleはE-E-A-Tと呼ばれる評価基準を重視しており、専門性や信頼性がSEO対策上必要な要件となります。
独自ドメインであれば専門性を表現しやすく、Googleからの信頼も得やすいため、独自ドメインを利用することでSEO対策が強化されます。
GoogleのE-E-A-T評価基準については、以下でも詳しく説明しています。
ドメインに評価が蓄積され資産となる
SEO対策の評価はドメインに蓄積されます。
共有ドメインで運用していてドメイン名が変更となった場合は、ドメインの評価はゼロにリセットされてしまいます。
また、外部サイトからのリンクも評価としてドメインに蓄積されますので、一生使える独自ドメインのほうが効果を維持しやすくなります。
独自ドメインを所有していれば、サービスを乗り換えた際も引き続きドメインを使い続けられますので、評価を引き継ぐことができます。
独自ドメインは会社の重要な資産です。
事務所を引っ越して住所が変わるより、長年評価が蓄積されたドメインが変わるほうが事業への影響は大きいため、開業時にドメインを取得し評価を蓄積していくようにしましょう。
ホームページを開設したあとに、ドメインに対して評価を蓄積し、トラフィックを増やすポイントを以下でも解説しています。
独自ドメインを取得する際のポイント
独自ドメインは不動産登記のように、全世界で一元管理されています。
管理上のさまざまなルールがありますので、まずはドメインのルールを理解しましょう。
ドメインのルール
ドメイン取得は早い者勝ち
ドメインは、すでに他社にて取得されていれば使うことはできません。
短い名称のドメインや似たような会社名のドメインは、すでに他社にて使用されていることもありますので、取得可能かどうかは確認が必要です。
一度決めたら後で変更できない
一度ドメイン名を決めて取得すると、後で変更することはできません。
別なドメインに変更したい場合は、新しいドメインを取得し直す必要があります。
ドメインを変更すると、今まで蓄積した評価がゼロにリセットされますので、ドメインを途中で変更することは避けるべきです。
一生使い続けるドメインのため、ドメイン名は慎重に決めましょう。
ドメイン名を決める際のポイント
できるだけ短く分かりやすいドメインにする
ドメインはホームページを閲覧する際以外にも、チラシや名刺などにも印字されます。
そのため、なるべく覚えてもらいやすいドメイン名を選びましょう。
アドレスを直接入力することもありますので、ドメイン名はできるだけ短いほうが好ましいです。
短いドメイン名は競争も激しく取得できない場合もありますので、空き状況は確認しましょう。
会社名や屋号を表すドメイン名にする
ドメイン名は直感的に何のサイトかが分かる文字列であるべきです。
そのため、会社名や屋号に近いドメイン名を選択するとよいでしょう。
例えば、「サンプル不動産」という会社名の場合は、sample-fudousan.com などのドメイン名が適しています。
他にも、sample-f.com や sample2103.com など、ハイフンと英数字を組み合わせた文字列は使用できます。
なお、ドメイン名にドット「.」は使用できませんので、ハイフンと英数字で構成しましょう。
法人であればco.jpがおすすめ
法人企業であれば、co.jpドメインを利用することができます。
co.jpドメインは、日本国内の法人のみが取得できるドメインであり、取得時には登記情報の提供が必要です。
ドメイン費用は.comなどに比べて高額ですが、登記が必要な点から信頼性が高く、ユーザーやGoogleの信頼を得やすいと考えられています。
なお、.comや.co.jpなどのドメイン名の末尾については、SEO対策上の評価に差はありませんので、どれを選択しても問題ありません。
ただし、co.jpに関しては、公開後にGoogleに認識されるまでの期間が短い傾向があることが、弊社の実体験から確認できておりますので、可能であればco.jpドメインの取得をおすすめします。
まとめ
独自ドメインのメリットとドメイン名を決める際のポイントについて解説しました。
ドメインは会社の重要な資産となりますので、しっかりと検討して取得し、長年運用して評価を蓄積していきましょう。
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